How to breath is how to live. We should know how to breath deeply more. It takes practice to take a deep breath.
みなさん、深呼吸できていますか?
「できるかどうか?」と尋ねられれば、全員が「できる」と答えるでしょう。
しかし、「自然にできているかどうか?」となると、自信がない人も多いと思います。
呼吸というのは実に不思議で深いものですよね。
内臓の動き。これは「不随意運動」といわれ、私たちの意思とは関係なく動いてくれるものです。ほかにもくしゃみやあくびといった反射もこれに当たります。
一方で、手足や表情などは「随意運動」といって、自分の意思で制御できる動きになります。
要するに、意識的なのか無意識なのかということです。
そのなかでも「呼吸」はほぼ唯一、意識してもできるし、意識しなくてもできる特殊な運動です(ほぼといったのは、まばたきもそれにあたるからですが、まだまばたきについてはあまり探求していないのでまたいずれ)。
言い換えれば、「呼吸」というのは「無意識と意識を繋ぐ架け橋」とも言えるワケです。
もし、環境やメンタル的にストレスの強い状況下にいるとき、または肉体的にもキツイ状況にいるとき、きっと私たちの呼吸は浅くなっているはずです。
歯を食いしばって頑張っているときなどは、息を詰めて、止まってしまっていることもあるかもしれません。
普段なら気付けるかもしれませんが、ある程度慣れていないと、そのドラマにはまり込んでしまい、自分の呼吸が浅くなっていることにも気づかないこともあるのではないでしょうか。
しかも、呼吸というのは立つ歩く座る寝るの基本動作と同じく、誰もができますがほとんどの人が習ったことがありません。
つまり、自分が正しいと思うやり方でしかしていないともいえます。
それが、本当に正しいのかどうか。
それは誰も答えはわかりません。
ただ、間違いなく言えるのは、「淀みなく深い呼吸が続く方が心身にかかるストレスは少ない」ということです。
長く息する人が長生きの人?
一方で、生まれてから死ぬまで基本的には止まらない心臓ですが、ある程度拍動の数は決まっていると言われています。
大体1分間で60〜80回とも言われています。
1992年に出版された「ゾウの時間ネズミの時間」(本川達雄著/中公新書)によれば、人間も含めて、ゾウやネズミなど大きさに関わらず、ほ乳類全ては心臓が一定数打つと一生を終えると説きました。
その数は15億回だそうです。
この正確な回数はさておき限界の回数決まっているということは異論ないところでしょう。
つまり、身体の小さなネズミは心臓の鼓動も早いため早死にだし、ゾウのような大きな動物は心臓の拍動がゆっくりだから長生きだというわけです。
これは人間も同じだそう。
常にイライラや不安を募らせていると、呼吸が浅くなり、心臓の拍動数も増えますよね。
これって要は、死に向かって早回しに進んでいるということでもありますよね。
引用五行思想によれば「喜びすぎると心臓に負担をかける」ともいわれます。やはり、喜ぶのは素晴らしいことですが、あまりワクワクドキドキばかりらしていると、心臓の鼓動が早くなるからでしょう。
だからといって喜びのない人生もつまらないですけどね。
つまり、呼吸が浅くなっている人は早送りで生きているということ。
ダジャレみたいですが生物学的に言っても「長く息する人が長生きの人」ということが言えるワケです。
口呼吸は万病の元!?
やっぱり深呼吸って大事ですよね。
深呼吸できている時、って心身ともに安らかな時ですよね。
ただ、最近呼吸について気づきを得る機会が多く、改めて呼吸のことを見直してみると、実に多くの人が「深呼吸」できていないんだなと思わされます。
そして、体操や整体のセッションをしていても、不調が多い人、気分的に落ち込みやすい人ほど呼吸が浅いことに気づきます。
しかも、そんな人たちの多くが「口呼吸」になっています。
もちろん、口でも呼吸できますが、口は内臓への入り口であり、喉にすぐ粘膜があるので、雑菌やウィルスに侵されやすく、また、口呼吸を続けていると口が乾くので、その乾燥がウィルスや雑菌を増やしてしまうほか、喉にもよくありません。
「口呼吸は万病の元」と唱える先生もいらっしゃいます。
最上級は鼻で吸って鼻から吐くものだと思います。
その次というか、パワフルなのもが鼻から吸って口から吐く。
そして疲れている時や最大限の力を発揮しているときは口で吸って口で吐く形になります。
私は鼻炎だから鼻で息ができない、という方も多いでしょう。
しかし、鼻が詰まっているときでとも少しの隙間から細く長く息をし続けることで呼吸もできるし、少しずつ広がってきます。
実際に私もかつては鼻炎持ちでした。
が、呼吸の仕方が変わってからはかなり少なくなりました。
もう10年以上意識的に鼻呼吸を中心にすることを続けているので今では身についているので、それこそ無意識でもある程度深い呼吸に変わってきたと思います。
深呼吸は練習しないと身につかない
これまでは呼吸についてはあまり言及してきませんでした。
なぜなら身体に感覚が薄いうちに呼吸のことについて考え出すと、それによって呼吸が浅くなることがあるからです。
呼吸を意識せずとも、心地よさに満たされていれば自然と呼吸は深くなっているからです。
身体がある程度解放されてきたら、やはり最後は呼吸に行き着きますから呼吸のことにも意識を向けるべきです。
それで、最近また新たに呼吸のことについて気づくことがたくさん出てきたし、遊体法もある程度マスターして身体もしなやかになってきた人も多くなってきたので、改めて呼吸のことについてお伝えする機会も増えました。
すると、呼吸できていない人の多いこと。
冒頭にもお話ししたように、呼吸は「意思と無意識なら架け橋」なので、呼吸に無意識が出ているのです。
無意識のうちに呼吸が浅くなっているということは、知らないうちにストレスを溜め込んでいるということでもあります。
だからこそ、逆に意識的に呼吸を深めていくことで、メンタルをリラックスさせることもできるし、それはつまり、「無意識の自分」もリラックスさせることになります。
ですが、無意識の自分は無意識だから浅いかどうか、正しい呼吸なのかどうか気付けません。
無意識でも深い呼吸ができるようにするためには、やはり練習が必要ということだと思います。
呼吸についてのレッスンも受け付けています!
最近、呼吸について新たな気づきを得て、遊体法的に身体を遊びなら深い呼吸を身につける練習方法も見つけました。
僕はそれこそ、無意識的に心地よさを求めて遊ぶように身体を探求するうちに、自然と身についた呼吸法だったのですが、人にお伝えしていて、簡単なことなんですが意外とみんなできないことに驚きます。
詳しくはまた別の機会か個人セッションを受けていただければと思いますが、非常に簡単で効果的だと思います。
そして身につくと本当にいろんなコトが楽になります。
オンライン、オフラインどちらも受け付けているので、レッスンご希望の方はお気軽にご相談ください。
具体的なやり方はここではお伝えしませんが、簡単で効果的だと思います!
ぜひ、みなさんも呼吸上手になってゴキゲンライフを楽しみましょう〜