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暮らしに役立つ身体作り

本日ファーミングDAY

鎌使いにまたひとつ大きな進化がありました!

遊体法で身体使いを磨いてきたことで、これまでは、鎌を使うときは利き手の右だけでなく、左手も使っていたのですが。

最近の身体の探求のテーマのひとつである「渦」と「螺旋」の動きの気づきを鎌使いに応用してみたところ、右左に加えて「往復」の動きが加わりました!

これまでは、どちらの手で持っていても「行く」方向のみでしか刈っていなかったので、スパッと切った後はスタートの位置、つまり、振りかぶった位置まで「鎌を戻す」だけでした。

しかし、新しい「螺旋」の動きを加えることで「往き」だけでなく「帰り」も切れるようになったのです。

これまでの片道から「往復」で2倍。さらに「左右」を加えれば、疲れにくいしスピードも上がるしめ効率としては4倍になるともいえます。

しかも、「脱力」してやってるので長時間やれるし、変なマメができたり筋肉痛になることもそんなにありません。

同じ姿勢が続くことでの腰や首などへの負担はありますが。

さらに、鎌の場合は「刃の角度」が大切になります。

道具の話になると、鎌には片刃と両刃があるので、それによってもまた使い方が変わったりします。

なので、手ぬぐいや棒とはまた違った身体使いを要するので、まだぎこちないですが、これは今後が楽しみです。

普段探求していることが、こうした「暮らし」に役立つことなんてホント冥利に尽きます。

いくら「強い」とか「美しい」身体を手に入れても、それ自体が目的になってしまっていては、つまり「暮らしに役立つ」ものでなければ、無用の長物となりかねません。

しかも、鍛えたり、頑張って作り上げた身体はキープするのにも膨大なエネルギーを要します。

キープするために大切な時間を費やすのは本当にそれが好きならそれはいいですが、結構修行だと思います。心にも身体にも。

だからこそ、自身の暮らしと身の丈に合った「自然体」を手に入れることが大切だし、また自然体が手に入ればわざわざ鍛える必要も無くなります。

「暮らしに役立つ身体=自然体」を手に入れると、「暮らし」そのものがトレーニングとなるからです。

例えば、僕の場合だと、たまの農作業や掃除、日々成長する息子(1歳)の抱っこなんかが最高のトレーニングとなります。

特に息子なんかは日々大きくなるので、ダンベルが自動的に重くなるようなものですw

あとは、歩くときや電車に乗るときなども最高のトレーニングとなります。

もちろん、手ぬぐいをはじめ、棒やヌンチャク、ムチなどいろんな道具を使って身体を遊ぶこともしていますが、これは自分的にあくまでも「遊び」でトレーニングではありません。

そんな感じであえてトレーニングしようとか鍛えようとかせずとも、体型や体重をキープしています。腹筋もバキバキではありませんが、そこそこ割れています。どこに出しても恥ずかしい思いはしないはずです。

そして歳は重ねますけれども、年々身体使いへの知恵も深まるので、効率化は高まっていると思います。

だからこの先もますます進化していけます。

これからの時代はムキムキの大胸筋を誇るより、また、速くて強いパンチを打つことよりも、効率的な身体を活かして多くの土地を耕し、種を蒔き、草を引き、収穫することの方がイケてるのではないかと思うのですw

ちなみに、この鎌使いのポイントは「手首」です。

振り返ってみれば、208〜9年だったか正確には覚えていませんが、身体の探求にハマっていていろんなワークショップに参加していたなかで、明治神宮の中にある武道場「至誠館」で開催されて呼吸のワークショップに参加したことがあるのですが。

その時に特別に当時の館長だった稲葉稔師の真剣を使っての演舞を見せていただいたのですが、それはそれは見事な剣捌きでした。

そして、終わった時にボソッと「これには手首が重要なんですよね」と小さな声で呟くように話された一言が何かとても大切なことを聞いたんじゃないかと、ずっと脳裏に残っていました。

今となってはその意味がわかります(もちろん、師の動き全部を理解してるという意味ではありません!)。

高速で正確に、そして無限を描くには「手首」への意識が非常に大切です。

さらには「掌」、「指」とか、、まあ、要するに全部ですげど、大切になります。

身体を知るほどに、そして宇宙の理を知るほどにまた暮らしが快適になる。

暮らしを通して、また【遊体法/テラノ式手ぬぐい体操】で求めてきたことが間違いでなかったと嬉しく思った初夏の夕暮れでした。

さらに深めて参りますよ〜。

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