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【遊体法】のゴール#01〜キゲンがいいかどうか

2018年にフランスを旅した時の1枚。パリに住む友人宅の屋上から左奥にはエッフェル塔も。フランスにも「脱力のタネ」が蒔かれていますよ

治療に限らず、ダイエットやトレーニング、ヨガや瞑想など、何か自分自身にとって良いことを始める時、病気を治したい、肩こりや腰痛をなくしたい、柔らかくなりたい、強くなりたい、●kg痩せたいというような「目的」がハッキリしている方が、始める人にとってはわかりやすくてとっつきやすいと思います。

だから、未だに「手軽に腹筋が割れる」とか「1ヶ月で5キロマイナス」とかわかりやすいワードが売り文句のダイエット法やトレーニング方がブームになるわけです。

でも、そんな甘い言葉に釣られて始めてはみるものの、すぐに諦めて、または短期的に効果が出たとしても、数年経てば元の体重に戻ってしまい、結局はムダなお金を使っただけで終わる人が後を絶たないワケです。

では、一体【遊体法/テラノ式手ぬぐい体操】のゴールは何なのか?

それは、その人のレベルや目的によって大きく変わります。

が、一応【遊体法/テラノ式手ぬぐい体操】を続けることでどうなるのかというのを挙げてみます。

・肩こりや腰痛が改善(軽減)する
・適正な体重になる
・筋力がアップする
・腹筋が割れる
・逆立ちができるようになる
・身体が柔らかくなる
・身体の使い方が変わる
・効率的な身体の使い方がわかる
・暮らしがシンプルになる
・最期まで人の手を借りずに自力で動ける
・体質が変わる(太りにくい身体になる)
・姿勢がよくなる
・立ち居振る舞い、所作が美しくなる
・深呼吸できる身体を手に入れる
・集中力が上がる
・ものの見方が変わる
・意識の使い方が変わる
・新しい遊びを手に入れられる
・時空を超える真理を手に入れられる
・「死」に対しての考え方が変わる
・キゲンがよくなる

などなど、挙げていけばキリがありませんが、そもそも【遊体法/テラノ式手ぬぐい体操】は手ぬぐいを使った簡単な動きを通して、身体から聴こえてくる “心地よい” 声をどう聞き分けて、その声に対して ”頑張る” のではなく、”力を抜く” ことで “心地よい範囲” を広げていくことが基本となります。

そして、いくつかあるうちの究極の目的のひとつが「キゲンがよくなる」ということです。

ここでひとつ補足を。【遊体法】では「機嫌」を「キゲン」とカタカナ表記にしています。これは機嫌という言葉に「嫌」という文字が入っているからです。

本来「機嫌」という言葉は、仏教語で「譏嫌」と書き、譏(そし)り嫌うの意で、世間の人々が嫌うことをさしたが、のち意義が多様に分かれ、それとともに「機嫌」とも書くようになったそうです。

もちろん、意味的には悪い言葉ではありませんが、「言霊(ことだま)」もありますから、漢字で書くよりもカタカナで表記した方が軽くて、ゴキゲン具合が高いと感じているのでそうしています。

さて、「キゲンがよくなる」ということですが、結局のところ「キゲンのいい人」に勝るものはないワケです。

金持ち貧乏、健康不健康とか他人から見える幸福度なんて関係ないんです。

たとえ病床に伏せていたとしても、たとえ今日明日食べることに困っていたとしても、その人(自分自身)が「あー、最高だ~」って心から言えればそれが最高ですよね。

いくら健康でも、いくら金銭的に裕福でも「あー、やだなー」って思っている人は、他人から見たら幸せそうに見えても本人にとっては不幸です。

それに、いつもプリプリ怒っている人やネガティブな話題ばかり話す人よりも、「キゲン」がよくて笑っている人や楽しい話題を話す人と友達になりたいですよね。

つまり、「あー、最高だ~」って心から言えるような時間を増やしていくことこそ、自分の人生を幸せにしていく秘訣ということになります。

そして、自分自身が「どういうカードを揃えた時に “キゲン” よくなれるのか」という「ゴキゲンカード」の種類を知っておくことが重要となります。

やはり財布に全くおカネが入っていないより、1万円札1枚入っている方がキゲンよくなりやすいし、家でも雨漏りするような家ではなく安心して寝られるほうがいいし、着ているものもボロ布よりもキレイな服の方がいいし、そしてなにより、身体がアチコチ痛いとかツライというよりは美しく健康でハツラツと動ける身体の方がキゲンがよくなりやすいと思います。

そのカードの種類や内容はその人それぞれということになりますが、それがより「シンプルで少ない」方がカードが揃いやすいし、「ゴキゲン」になりやすいということになります。

その最もベーシックな条件となるのが、やはり「健康」ということではないでしょうか。

もちろん、不健康が不幸せというわけではありません。それも【遊体法】的なものの見方を手に入れられれば不健康もしくは病気の状態でもキゲンよく過ごせるようにはなります(この辺は「ものの見方」になるので別の回で)。

ですが、やっぱり不健康な状態やアチコチ痛いという状態よりも健康的でスッキリと自分自身の身体をコントロールできる自信がある方が「キゲン」よくなりやすいはずです。

それを “手ぬぐい” を使って身体から聴こえてくる “心地よい” 声に導かれながら、自分自身の限界を知り、かつ心地よい範囲を広げていくのです。

しかも、世に多くあるトレーニングとかエクササイズのように、「○kg痩せる」とか「鍛えて筋肉をつける」とか、そういう目的もひとつの目的なので悪くはありませんが、そういうものだけを目的にしてしまうと、そのプロセスにおいて、「まだ自分はできてない」「こんなこともできない自分なんてダメだ」「もっとやらないと」と、自分を責めていくことで気持ちが萎えたり、キゲンが悪くなったりする人も多くいます。

そうではなく、「キゲンよく生きていく」ために「快適な身体」を手に入れることが重要です。

その「キゲンの良さ」を高めていくことで、身体はより快適に美しくなっていくのです。

そのため、世のダイエットとかエクササイズ、ヨガのような効果が得られるのはもちろんですが、それよりも “残りの人生の時間を心地よくデザインしていく” ことを目的としているので、短期的には上に挙げたワークのような効果が出にくいこともあります。

ですが、「続けることを続けること」でその効果は必ず出てきます。

それには「できるできない」というよりも「心地よいかどうか」を目安にすることが大切です。

ぜひ、みなさんもこれからの人生の時間を「ゴキゲン」に過ごすためにも身体から聴こえてくる「心地いい」声を聞き分けて、「心地よさに導かれるクセ」をつけていってほしいと思います。

快適になることは難しいことではありません。

その秘密、秘訣を体感してみたいかたはお気軽にご相談ください。

では皆様もゴキゲンよう~

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