twitter Facebook mail

“スポーツができること”と“身体が動くこと”は違う

野球、サッカー、ゴルフ、水泳、サーフィン、
卓球、ジョギング、クライミングなどなど、

趣味や息抜きでスポーツをされている方も多いと思います。

スポーツをして身体を動かすことは、
汗をかくので身も心もスッキリするし最高ですよね。

でも、学生時代の部活のごとく、毎日のように
身体を動かしているという方はあまりいないと思います。

もちろん、サーフィンやジョギングのように、
ほとんど毎日のようにやるという人もいるでしょうけども、
社会人ともなれば、月に2〜3度が平均じゃないでしょうか。

とはいえ、そのスポーツに携わるキャリアが長い人は、
ある程度“こなし方”を身体が覚えているので、
そんなに練習をしていなくても上手にできたりします。

でも、そのスポーツが上手にできるからといって、
「身体が自由に動くか」というと、また少し違います

なぜなら、スポーツは、ある一定のルールがあるからです。

例えば、野球ならグローブとバットという道具を使って、
ピッチャーが投げたボールをバッターが打って、
守備が守るという図式になります。

そうなると、ピッチャーは利き手でボールを投げます。
また、バッターも同じ方向ばかりスイングすることになります。

ゴルフもしかりですよね。

ということを考えると、常に使ってるところ、
逆にまったく使わないところ、という偏りが生まれます。

ということは、常に使ってるところがある程度発達していれば、
そのスポーツは上手にこなせるということになります。

しかし、それ以外の「動き」となるとどうでしょう。

普段はあまり動かしていなければ、うまく動かすことが
できないのではないでしょうか。

それどころか、特定の動きばかりしていると、
それが「自分の動き方のクセ」になってしまって、
むしろそれ以外の動きに影響を与えてしまう
ことだって考えられます。

これは、一見全身運動に見える水泳やサーフィン、
武術全般にも同じことがいえると思います。

どこをどう動かしているのか」ということを
深く意識せずに、身体を動かしていると、
やはり、自分の動き方のクセが出てしまって、
特定の部位の筋力に頼りがちになります。

自分が意識しているしていないに関わらず、
特定の部位の筋力に頼るということは、
一カ所に負担をかけ続けるということですから、
早く疲れてしまいます。

そこで無理してしまうとパフォーマンスの低下や、
ケガの原因にもなりかねません。

それに、人生はスポーツのようにルールはありません。
ありとあらゆる動きがそのプロセスでは登場してきます。

そのためにも、いかに偏りがない動きができるかどうかが重要です

だからこそ、「身体を動かす」コトが大切なんです。

要するに、「スポーツ」は「身体を動かすこと」の
一部にしかすぎないということです。

どこにも偏りがなく、淀みなく動く身体

それを手に入れるには、スポーツとは異なる、
身体の手入れが必要になります。

そのために、最も簡単で、効果も高いのが
手ぬぐい体操だと思ってます。

なぜなら、詳しくはまたお話しますが、
テラノ式手ぬぐい体操は脱力しながら全身の筋肉と関節を
くまなく動かすことができるからです。

一方で、「淀みなく動く身体」を手に入れれば、
理論上では、どんなスポーツをしてもそれなりに
動けるようになる可能性を手に入れるということです。

なぜならスポーツは、特定の道具や場所を使って、
特定のルールの下行われるワケですが、要するに、
「身体をどう動かしているか」ということだからです。

写真等で見ればよくわかりますが、
持つ道具やルールは異なれど、その道具を取っ払ってみれば、
それは「人間の身体の動き」でしかありません。

つまり、身体がしなやかで、かつ自分の思い通りに動けば、
そのスポーツの達人と同じ「動き」が再現できるワケです


ただし、「動き」ができたとしても、
そのスポーツの経験がなければ、いきなり達人と
同じようなことはできるはずはないんですが。

なぜなら「経験がないから」です。

動きを再現できたところで、例えば野球なら、
140キロ以上のスピードで飛んでくる球を見極める
動体視力や、タイミングなども必要になります。

また、サッカーなどでは相手がいますから、
自分と相手との「間合い」の読みも必要になります。

そうしたものは、「経験」によって培われます。

そのため、先程、そのスポーツのキャリアが長い人は
身体の動かし方を知らなくても、ある程度できる、
といったのです。それは「経験」があるからです。

ですが、例えばふたりいて、ふたりとも初めてそのスポーツに
挑戦するとなれば、断然「身体の動き」を知っている方が、
有利になるわけです。

どう動いていけば、最もラクで効果的な動きになるか
知っているので、後は、道具やルールに慣れるだけです。

そして「身体が動く」という条件付きですが、
最後に最も上手い人とはどういう人なのかというと、
そこに触れている時間が最も長い人」ということになります。

当然ですよね。

週に1度しかサーフィンしない人と、毎日海に入る人。

どちらが上手くなる可能性があるかといえば、当然後者です。

これは自明の理です。

ですが、週に1度しかサーフィンできないけど、
「身体の動き」をしっかりと理解できている人と、
ただ単に毎日サーフィンしている人だったら、
その差は随分縮まると思っています。

つまり、「身体が動くこと」は、ルールに関わらず
「動き」そのものを理解するということであり、
あらゆる可能性を広げるということでもあるのです。

自分は定期的にスポーツや運動をしているから大丈夫、
と思って油断していると、使えない所は
どんどん錆び付いていってしまいます。

そうではなく、現在やっているスポーツや運動の
パフォーマンスを上げるため、疲れないため、
ケガの防止のためにも、ぜひとも「身体を動かす」こと、
つまり「身体のメンテナンス」を取り入れてください。

まずは、全身を脱力させるストレッチから
始めるのがいいでしょう。

あとは「テラノ式手ぬぐい体操」とかね。

自分の身体の動きや限界を知ることで
新しく見えてくるものがたくさんあるんです。

楽しんでどうぞ。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です