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“できている”とか“できていない”とかない


「テラノ式手ぬぐい体操」というくらいですから、基本は体操です。

ストレッチ・ヨガ・エクササイズと捉えていただいても結構です。

体操的なモノですから、ヨガの「○○のポーズ」というほど、
かっちりしていませんが、ある程度は「形」が存在しています。

例えば、他の話のところでも出てきますが、
最も基本的な動きのひとつに、両手で手ぬぐいの両端を持ち、
そのまま上に挙げて、後ろまでぐるっと回すというものです。

これはおおざっぱに言うと、二の腕、肩周りの脱力、
肩甲骨の可動範囲を広げる、胸回りの筋肉の脱力など、
肩甲骨〜手までのストレッチやエクササイズに最適です。

そして、脱力が進めば進むほど、気持ちよく広がって
腕がクルっと一周できるようにもなるんですね。

と、こうして書く、またはワークショップで説明すると、
「腕がクルっと回ることが正解(いいこと)だ」
と、思い込んで、一生懸命硬い身体にムチ打って、
うーっと腕を回そうと思ってしまう人がたくさんいます。

「頑張らないこと」でも説明しましたが、「テラノ式」においては、
そうやって一生懸命やることは、むしろ“禁止”に近いくらいです

自宅でやるならまだしも、他の人も一緒に行うワークショップとなると、
しなくてもいいのに、やっぱりどこか一緒にやっている人と比べて、
「あの人よりは自分の方が柔らかいな」とか、
「あの人は自分より年上っぽいのに、自分よりできてるな」と、
しなくてもいいのに、人と比べてしまいがちです。

それも、しかたないんですけども、
でも、そんなことは何の意味もありません。

その場にいる他の人に勝ったところで、上には上がいます。
逆に、その場にいる人に劣ったからといって、下には下がいます。

その場限りの満足感を得たところで、本当の満足感は得られません。

では、何を基準にするのか?

それは「自分が気持ちいいのかどうか」ということです。

腕なんか後ろまで回らなくてもいいんです。

でも、自分の限界近くまで脱力して「ハァ〜〜」っと
気持ちよく深呼吸ができる程度まで伸びきったとき、
言ってみれば、それが「正解」です。

そこから先へいくと、少しずつ、いろんなところから
痛み(緊張)が起こり始めることでしょう。

その時に、頑張っちゃだめですよ。

そんな時こそ、痛み(緊張)が走り始めるところを
感じて、ゆるめていくんです。

もしくは、痛み(緊張)がなくなる方向を感じて、
そちらに進んでいくというのもいいでしょう。

「気持ちいいのかどうか」

それが唯一の正解といえます。

この気持ちよさを感じることに関しては、身体の柔らかさとか
運動神経がいい悪いとか、健康不健康とか関係ありません。

その人のレベルや状態に合わせて、必ず“気持ちいい所”があるはずです。

「ない」という方は感じられていないだけだと思います。

「気持ちいい所」を探していくんです。

その、気持ちよさをより明確に感じて行くには、
“自分の身体がどこまで動くのか”、“何が苦手なのか”
といったことをよく理解しておく必要があります。

自分の限界やツボを知っておけば、無理もしなくなるし、
必要以上に頑張ることもなくなります。

つまりこれは“身の丈を知る”ということです

これを知らない人が結構いるんですよね。

どうですか。みなさんご存知ですか?

その自分の「気持ちいい場所」を知らないと、
結局は、人と比べて勝っていることが「気持ちいい」とか、
とりあえず「形ができているから正解だ」という
「自分の気持ちよさ」よりも「体裁的な気持ちよさ」を
求めていってしまいがちです。

それを続けていくと、根っこの部分(身体の奥底)は
気持ちよさを味わえていないワケですから、
いずれは壁にぶち当たるか、飽きて続かなくなります。

でも、形なんかに捕われずに、純粋に「気持ちよさ」を
追求し、深めていくと、いつの間にかスゴい所まで行きます。

実際にボクも、しばらく手ぬぐいばかりしていて、
ヨガを休んでいた時期がありましたが、久しぶりに
ヨガをやってみたところ、それまでできなかったポーズが
できていることがありました。

一生懸命ココまで伸ばさないとと思ってトレーニングしていても、
全く届く気配がなかったのに、手ぬぐいで気持ちよく各所を
伸ばしていたら、いつのまにか届くようになっていたんです。

つまり、一生懸命やってたどり着く山頂と、
気持ちよさを求めてたどりつく山頂は全く同じだったんです。

違うルートを登って来た者同士が山頂で出会ったようなもんです

それなら、どちらのルートで登りますか?

ってことですよね。

ボクは快楽主義者なので、苦行とかできれば避けていきたいです。

誰と比べることもないんです。

自分の人生なんだから。

歩くペースもスピードも人それぞれ違ってて当たり前ですよね。

それを人と比べるからいろんな苦労が生まれるワケです。

例え、人と比べて遅くても、自分が自信を持って「正しい」と
言えることであれば、関係ないと思います。

それは日常生活全般にいえることです。

ボクらは常に試験やら何やらで競争に慣れてきています。

でも、そういう観点を捨てることで見えてくるモノがたくさんあります。

“できている”とか“できていない”とかないんです。

みんな“できている”し、でも、”できていない”んです。

それを判断するのは自分自身でしかありません。

人の目を気にしていても何も始まりません。

例え、自分を見て「私はあの人よりもできている」
と思いたかったら思わせておけばいいんです。

そう思っている人は、真の気持ちよさを知らない人です。

そして、真の気持ちよさを知ってしまえば、アナタも
人と比べることに何の意味もないことを悟るでしょう。

また、心から楽しそうにしている人を見ると、
ウマい下手じゃなく、自然と心が和みますよね。

楽器なんかもそうですよね。

テクニックがあるとかないじゃなく、どこまで情熱をぶちまけて、
むき出しになって演奏するかが、大切だったりするんです。

そのエネルギーを受け取ったとき、コチラの魂も震えるんです。

「型の重要性」もいつかお話しますが、でも、まずは形じゃありません。

だから“できている”とか”できていない”とかないんです。

みなさんできているんです!!

気持ちよく楽しんでどうぞ〜。

写真はバリ島の西の方にあるマデウィという村に住む、「ゴッドハンド」ウギスさんの息子さん。楽しそうにスケートしてます。やっぱり楽しそうにしている顔を見るとこちらもウキウキしますよね!!

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