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“コツ” を掴めば動きもよくなる


「コツを掴む」という言葉があります。

「物事の要領を得て、自分のものにする」
というような意味なんですが、皆さんもご存知ですよね。

ところで、語源由来辞典によると、
この「コツ」っていう言葉、
漢字で書くと「骨」というのをご存知でした?

骨っていうのは身体の中心にあって、
身体を構成する大切な部分。

そこから、「コツ(骨)」は、物事の勘所や要領も
意味するようになってきたということです。

そんな言葉通り、“しなやかで美しい動き” に関して、
何が「コツ」なのかというと、そのひとつに、

「いかに骨の動きを意識できるか」

ということが挙げられます。

物事の本質を表す「コツ」が、「骨」から来たように
まさに、人間の中心にあるのが骨です。

まあ、何が中心なのかというのも「見方」によって
どうにでもなるので、ここでは「動き」ということに
フォーカスを当てて考えていきましょう。

「動き」そのものを改めて考えた時、
人間の「動き」とは一体何なんでしょうか?

例えば、喉が渇いたとき、目の前のテーブルにある
コップを取り上げて口元まで持っていき喉を潤す。

となりますよね。

この時、まず、主に「腕」が体側から持ち上がって、
さらに「前腕部」がコップ目がけて伸びていき、
「手」を使ってコップを握ります。

そして、また「腕」が折り畳まって、
握ったコップを口元まで運び、コップを傾ける。

と、こんな感じ。

でも、これは見た目の「動き」の解説であって、
その「動き」の本質は何かというと、

「主に腕の『骨』がどう動いたか」

という見方もできるわけです。

要するに、「人間の動き」というのは、

「骨がどう動いているか」

ということでもあるわけです。

しかし、「骨」そのものはそこにあるだけで、
それだけでは動くことはできません。

じゃ、なぜ動くことができるのかというと、
「筋肉」が、関節をまたいで付いていて、
その「筋肉」が縮むことで動きが生まれるのです。

「骨」が動かされているといってもいいかもしれません。

関節をまたいで(異なるふたつの骨を結ぶように)
付着する「筋肉」が縮むことで、

例えば「伸びているヒジが曲がる」という
「動き」が発生してくるワケです。

ちなみに、「筋肉」というのは「一方通行」、
というのをご存知でしょうか?

「筋肉」って縮むことしかできないんです。

じゃ、曲げたヒジはどうして伸びんだってことですが、
これがまた上手くできてまして、ヒジを曲げるのは
主に「上腕二頭筋」、二の腕の力こぶの筋肉が
縮むことで、前腕部が引き寄せられるから。

一方で、「ヒジを伸ばす」時というのは、
腕の裏側にある「上腕三頭筋」が「縮んで」、
前腕部が引っ張られることで起こります。

それが「曲がった」「伸びた」ように見えるだけです。

筋肉だけを見れば、どちらも「縮む」だけです。

この、「上腕二頭筋」「上腕三頭筋」のように、
ひとつの動きの表と裏に関わるような筋肉を

「拮抗筋」と呼びます。

関節という関節すべてにおいて、
なんらかペアとなる「拮抗筋」があるから、
僕らは動きを生み出すことができるんです。

伸びる縮む、上げる下げる、開く閉じるなどなど。

どちらも、縮むことしかできないワケですから、
一方だけ偏って鍛えてしまっては、
常に強い方にテンションがかかってしまって、
アンバランスになってしまいます。

だからこそ、トレーニングをする際には、
必ず表と裏の筋肉を同時にトレーニング
することが求められてくるのです。

ここで「バランス」の大切さも出てくるのですが、
こちらまで話しいては終わらないのでまたいずれ。

このように、「動きの本質は骨の動き」ですが、
それをコントロールするのは「筋肉」となります。

ということを考えると、

「筋肉の動きが動きの “質” を左右する」

という考え方もできます。

なぜなら、硬くなって動きに制限のある筋肉では、
動きの本質である骨を上手く動かせないからです。

やはり動きに淀みや制限があったりすれば、
本来、「骨」はそこを真っすぐに通れるはずなのに、
少し迂回したり、動きに淀みが生じたりするからです。

もちろん、「骨格の歪み」も動きの美しさに
障害を与える大きな要因となりますが、

いずれお話ししますが「骨格の歪み」も、
「筋肉の過度の緊張」からもたらされることが
多々あります(他にも内蔵系など理由はありますが)。

少々ややこしいですが(毎回ですけどもw)、

要するに「骨が無駄なく動いているならば、
その動きには無駄がない」
ということでです。

こんな「意識」を持って改めて動いてみると、
いろんな発見が待ち受けています。

なぜ動かなかったのか、
自分のどこに緊張が強く残っているのか、
どこが使えていないのか、
どう動かせばスムーズになるのか、
そのためにはどこを脱力しなければいけないのか、

慣れてくると、自分の身体の「骨のパズル」を
下から順に上手く積み上げるような感じで立ち、

マリオネットや文楽の人形のように、
「骨を自由に操る」という感覚で動くことができます。

いずれお話しますが、それが細分化できて、
さらにひとつの全体として動けるようになった時、

そういうのを「コツを掴んだ動き」というのでしょう。

大切なポイントはたくさんありますが、まずは、
「肩甲骨」「股関節(骨盤)」の可動域です。


そして、「身体のコツを掴む」ということは、
語源にもなっているように、すべてのモノの
「コツを掴む」ことの練習にもなります。

いずれ、さらに解剖図を使って、みなさんとともに
体内を旅していきたいと思います。

まずは、「骨を動かしてコツを掴むこと」
というのを、頭のどこかに置いて動いてみて下さい。

みなさん、動きの「コツ」を掴めていますか?


最後に私事ですが、ひとつご報告を。

先日、「NSCA」というアメリカで発足し、
世界各国で知られている団体で認定する、
「パーソナルトレーナー」の資格を取得しました!!

要するにジムのインストラクターのような資格ですが、
その人の目的や体力に応じて、トレーニングや運動の
メニューを組んだりアドバイスしたりするものです。

資格は単なる肩書きであって、それがあるから、
一人前ではないというのは重々承知ですが、
何も肩書きもなしのフリーランスでは
みなさんに安心感も持っていただけないと思い、
ひそかに勉強してきていました。

ちなみに、僕は「受験戦争」時代を過ごしてきたので、
勉強に関する自分なりの「コツ」を掴んでいます。

こういうのも身体の理(ことわり)がわかってくると、
さらに明確に意識できて、動きどころか、
脳みそも使えるようになってくるんですね。

不思議ですね、身体って。

ともかく、これでひとつ心強いアイテムを手に入れました。

ダイエットやプロポーションをよくしたい、
体力アップ、柔軟性向上、動きの向上などを
目指している方、ぜひご相談ください!!

これを機にますます精進していきたいと思います!!

どうぞよろしくお願いします〜。

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  1. Pingback: 関節の動き01〜はじめに遊体法 | 遊体法

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