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身体の動き01〜はじめに


私たちが行動するとき、必ず身体を使ってその行動を実践します。

その「動き」をよくよく見つめてみると、どう動けばよいのか、というのが見えてきます。

では、そもそもヒトの「動き」というのはどういうもので、どういう「動き」が存在しているのでしょうか。

それを身体の各部位別に見ていくことにしましょう。

photo from TEAM LAB BODY

まず、ヒトの「動き」とは一体何かといいますと、
それは「”コツ”を掴めば動きもよくなる」で語っていますので、
まずは、そちらをご覧下さい。

いちいち読むのは面倒くさいという方にざっくりご説明しますと、

要するに、「人間の動き」というのは、

「骨がどう動いているか」

という言い方ができるのです。

それを、さらに言い換えれば、体中にいくつもある

「関節の動きをどう組み合わせるのか」

ということも言えると思います。

関節とは、「骨と骨が連結されている部分」のことで、
「不動性結合(動かない関節)」と「可動性結合(動く関節)」があります。

なかでも後者の「可動性結合」が動きには大切です。

身体を改めて見てみると、首、肩、手、腰、膝、足など、
至る所に「可動性結合」があるのがわかるかと思います。

「可動性結合」いわゆる「動く関節」において、
肩を上げる、肘を伸ばす、手を握る、足を上げるといった、
「身体の動き」が生み出されています。

ところで、その「身体の動き」(顔の表情筋はのぞく)って
何種類ぐらいあると思いますか?

正解は「67種類」です!!

ただし、これは数え方(例:下顎の上げ下げを、ぞれぞれ1種類、
計2種類としています)にもよるので、
50数種類〜60数種類としている資料もあります。
細かい数は問題ではありません。

要するに、小さい子供からお年寄り、運動オンチの人から、
トップアスリートに至るまで、生きとし生ける人間は、
すべて67種類の動きの組み合わせで成り立っているのです。

もちろん、料理や掃除といった日常生活はもちろん、
野球やサッカー、ゴルフのスポーツに至るまですべてです。

その動きの種類を知り、ひとつずつの動きの質を高めることは、
アスリートにとってはパフォーマンスの向上に繋がりますし、
アスリートでない人にとっても、身体の使い方が変わることで、
腰痛や肩こりが軽減することも大いに期待できます。

また、1日に1度全ての関節を、目一杯動かすことは、
身体に油を注すということでもあります。


機械も油を注さないと、やがて錆びて動きが鈍くなるように、
身体も使っていないところに老廃物などが溜まって、
だんだんと固くなり動きが鈍くなってきます。

そういう滞りが、動きの不具合や病気の最初の原因になったりもします。

でも、自分は仕事や遊びで結構身体を使っているから平気だろ、
と、思っている人でも意外とそうでもない人が多くいます。

なぜなら、仕事や遊びだとどうしても使う場所が限定的になってくるので、
同じところばかり動かしてしまいがちです。

また、同じ場所を動かす時にでも、実はいろんな筋肉の使い方や、
身体の動かし方というのがあるのですが、そこをあまり意識しないと、
つい、自分の好きな動かし方(クセ)でばかり動かすようになります。

そうなると、一見全身を使っているようにも見えますが、
実はかなり限定的な使い方しかできていないこともあります。

そのうえ、動いているから平気だと思って、メンテナンスを怠ると、
同じところばかりに負担をかけてしまい、かえってケガや不具合の
元となってしまうこともあります。

そうならないためにも、多少の知識を身につけて、
効率的な身体の使い方、手入れの仕方を覚えておくことをオススメします。

もちろん、全てを覚えておく必要もありませんが、
知っておくと何かと便利なことが多いのは間違いありません。

ラクに動いて、最も効率的な効果を出すためにも、
まずは「身体(主に関節)の動き」から見ていきましょう。

楽しんでどうぞ〜

Special thanks to TEAM LAB BODY

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