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Trip to France ’19 #05

Yutaiho in Eurre
朝は遊体法やったり

2019.11.06〜11.26 Paris(Fr), Amsterdam(Netherlands) > Lyon(Fr), Valence(Fr), Eurre(Fr)> Boissy-Maugis(Fr), Paris(Fr)

■Valence

Gare Valence Ville
リヨンからさらに少し南下した街・バランス。こじんまりとした美しい街。大雪降った後なので一面銀世界。

リヨンでも街歩きを楽しみつつ、日本と同様パソコン仕事などもしながら3泊。

当初はそこから少し南部に向かった山の中にティク・ナット・ハンのお弟子さんが作ったというアシュラムでマインドフルネスの瞑想会があるという話を聞いていたので、そこに向かう予定でした。

が、前日にフランス南部では記録的な大雪。たった一晩で数10センチから多いところで1メーター近く降ったようで、しかも雨を含んだ重い雪だったようで、リヨンはそうでもなかったけれど、さらに南部に向かったバランスという街では街の街路樹が雪の重みで折れまくってました。

Parc Jouvet in Valence
バランスの中心街から見下ろすジュヴェ公園。奥には美しい山並みも。

そんな状況だったので山の中までいく道が雪で埋まってしまったので瞑想会はキャンセルということに。

今回はそんな予定変更多いなって感じですが、これも旅の醍醐味。

すぐに「Booikng.com」で次に行くEurreという村の近くのバランスという街に42ユーロと安いけど、クイーンサイズのベッドがある一人部屋でシャワーもバスタブもついた部屋が取れたので、そちらに泊まることに。予定外だけど値段の割にはかなり快適だったし風呂も浸かれたし、パソコンでの仕事も片付けられたのでちょうど良い1泊となりました。

Rental bicycle
パリでも良く見かけたけど、このレンタルバイクスタンドはいいシステムだと思う。街によっても違うぽいけど、1日1ユーロ程度で借りられるし、街中のいたるところにスタンドがあるから、ちょこちょこ乗るときには便利。日本も普及すればいいのにね。

しかも、このキャンセルのおかげで、本来月曜日にいくはずだったEurreが日曜日から行けることに。

それがなぜいいのかというと、Eurre(カタカナで書けない発音。アールが近いかな)は、パリで部屋を貸してくれていたフランソワが現在暮らす家がある村。通常、フランソワは月曜日から木曜日の夜までパリで仕事して、週末は奥様と娘2人と猫4匹が暮らすアールの家で過ごすという2重生活をしているんだけれど、本来の予定ならば彼がパリに戻る月曜日に僕はアールに行って、フランソワが帰ってきた次の日の金曜日に発つという予定でした。

しかも、パリでも忙しくて会う時間はなかったので、パリでもアールでもお世話になるのに、本人には一瞬しか会えない予定だったのです。

ですが、予定が変わって1日早まって日曜日からフランソワの家に行けることになったので、1日ゆっくりフランソワと時間を過ごすこともできました。

Francois & Nathalie. Thank you so much!!
パリとアールでお世話になった気功の先生のフランソワと奥様で椅子の張替え職人をするナタリー。この2人には本当にお世話になりました。

Beautiful life in Eurre
Eurre にあるフランソワのおたく。ピンクの鉄瓶にティアドロップ型の薪ストーブ。センス良し

7年前に田舎暮らしがしたくてここに家を買ったというアールの家は、築80年以上の古いお宅を改装したもので、歴史を感じさせる作りながら、暮らしやすいようにセンス良くリフォームされていて、映画にでも出てきそうなくらいオシャレなお家。庭も広いし、家の隣の納屋のような建物はかつて蚕の養殖小屋だった建物を改装した奥様ナタリーのアトリエ(椅子の張替え職人)になっていたりと、ただリッチなだけではこうはできないセンスの良さと丁寧な暮らしがうかがます。

暖炉なんてティアドロップ型(涙型)ですよ。そんなの日本で見たことない。

12歳と15歳のふたりの娘たちもカワイイし、英語は全然話せなかったけど、両親とも仲良しだし、いつもふたりで歌を歌ったりジョークを飛ばしあって笑ってました。どうもK-POPに夢中だそう。フランスでもすごいね。

ちなみに、年代を問わず日本のカルチャーも結構リスペクトされていて、日本人というと少し特別じゃないけど、興味を持たれる傾向にあると思います。若い世代はマンガやゲームを通ってる人が多いし、40代以上でもお茶とか日本のアートのこと、女性ならヘルシーな日本食のことなど自分たちとは随分違うけど評価してくれていることが多いと思います。

実際にフランソワたちも気功など東洋思想をある程度理解しているとはいえ、家に鉄の急須があったり娘たちの好きな料理のひとつに「スシ(海苔巻き・手巻き寿司)」があったりします。

日本人はまだまだ世界に通用しています。本当先人たちの努力に感謝ですね。僕らもいいカルチャーや美意識を広げていきたいものですね。

アール初日はフランソワと近所の村のマーケットを散策したり、家で家族とディナーを囲みつつ、あれこれいろいろと話し込んでました。

Beautiful glossary in Sau
ソウという小さな村にあるグロッサリー。商品の並べ方もカワイイ。なんとこちらには、日本とフランスのハーフの女性が働いていて、彼女は日本料理の研究家でもあり、多数の日本食の本を出版する有名人。普通の観光では立ちよらさなそうな小さな村なのに、日本食の食材も充実。すごいね。

特にフランソワは今後ずっとためてきていた企画である「HUMAN IN ACTION」という、美しい自然の中でボディワークや様々なワークを通して人間がよりよく進化していくためのプログラムを開発中で、その話や日本でもそれを実施するには何ができるのかなど深い話も。

僕も同じような考えで行動しているし、フランスだけでなくブラジルやオーストラリア、ニュージーランド、カリブ海、モルジブなどフランソワの広大なネットワークもあるし、そこに日本が混ざってきたら、いろんな場所に行ったり、日本に海外からのゲストを招いたりしながら、様々な解法や交流や進化が起こっていくことを思うとワクワクが止まりません。

これもフランスに行く前からちょうど思っていたことなんですが、今やネットを通じて世界がつながり合っていく時代。確かに国境もひとつの区切りではあるけれど、国とか人種とか宗教とか立場ではなく、「同じ想い」に響き合って共鳴する仲間こそが新時代の「種族(トライブ)」になると。

まさにフランソワと僕は年齢も国も育ってきた環境も違うけれど、同じ想いを共有できているし、同じところを目指そうとしている「同族」といえます。こんな想いはアムステルダムでもしたし、リヨンでも感じました。

つまり、世界中でこの同調・共鳴現象は起きているということ。

身近な世界に目を向けるのも大切だけれど、広い視野で大きく人と繋がっていくこともこれからの生き方には大切なのではないかと思っています。

ということで、僕は僕のプロジェクトを進めながらもフランソワの「HUMAN IN ACTION」の日本のアンバサダーとして今後も協力していきたいと思います。こちらの進捗もお楽しみに!

Morning walk in Eurre
朝は家の近所をゆるりとお散歩。こんな景色がどこまでも広がってます。気持ちよすぎ

■Eurre

バランスという街から車で30分ほど離れた自然豊かな村。昨年のフランス旅で知り合った気功の先生のフランソワの自宅にお世話になって2日目。もう少し南部の大きな街・アビニョンから一組の夫婦が合流。

Yoshi & Coline
奈良在住の夫婦ヨシくん&コリン。コリンはフランス出身で現在両親が1時間ほどの街に暮らしているので帰省ついでに後半は旅に合流。

奈良県在住の大工・よしくんと奥さんのコリン。ふたりとは奈良市にあったオーガニックファーム「とようけのもり」で出会った仲で、よしくんはミュージシャンでもあり、独自に身体の探求もしているということもあって話が通じ合う間柄。そして、奥さんのコリンは日本に住んで10年、漢字の読み書きも完璧にできて日本人に話すように話せるけど、フランス生まれのフランス人。

Seitai in Eurre
首が痛いというコリンを救出

現在は両親が南部のアビニョンに暮らしていて年に1度は帰省していたのだけど、今回は僕もこの時期にフランスに行くしということでタイミングを合わせてフランスを巡ろうということにしていたのでした。

ここアールならアビニョンからも近いし、フランソワも友達もいっぱいつれてきてもいいよって言ってくれていたのでここで合流と相成りました。

ちょうどナタリーは英語が話せるけど、娘のロハとアンナはほとんど話せないし女子だからコリンがいてくれたおかげでよりスムーズになったし、ヨシくんとはセッションできるので僕としては旅仲間が増えて嬉しい合流。

3人で家にお世話になりながら、日中はもう1台あるクルマも貸してくれたので、ヨシくんと交代で近所の街や村もドライブがてら散策したり。

したら、フランスの運転荒い荒いw 郊外の道は基本90キロが上限なんだけど、90キロで走ってても煽られて抜かされるし、交差点は基本ロータリーシステムなんだけど、街中のラッシュ時なんか油断してたらロータリーに入れないし、入ったはいいけどちゃんと出口を見定めてないと、ガンガン入られて、出たいところで出れなくなっちゃうしで、みんなかなり殺気立ってました。ビービークラクション鳴らすし、怒鳴ってるし。こういうのはアメリカの方がスマートな気がしますね。

でも、あとから聞いたらまあ確かにその場は怒ってるけど、でも、それが普通だしみんな気にしてないんだって。日本とは怒りの表現とか抑え方も違いますね。やっぱりラテン系は熱いですね。

夜は初日はお世話になったけど、2_3日目からはお礼に3人で晩御飯を作ったり、ナタリーとフランソワにお礼の整体をしたりと感謝の循環も滞りなくね。

主人のいない間に異国からのゲストにもかかわらず、笑顔で迎えてくれていたナタリーとロハ、アンナには本当に感謝です。そして次回もぜひこちらも再訪しようと思います!

French style dinner
フランスの(この地方だっけな)伝統的な料理。鳥とトマトと野菜の煮込みとライス。ライスは玄米。こちらは日本とは違ってパスタのように大量の水で米を煮るスタイル。それでも結構美味しく炊けてる。

We made Japanese food
海外で料理するのも楽しいよね。緊張もしますが

We made Japanese food
お礼にと2日目からは僕とヨシくんとコリンで料理担当。ソバサラダと炊き込み御飯と、タイのお麩のすまし汁。好評でしたよ

Thank you everyone!!
ナタリー、ロタ、アンナとヨシくん、コリンと。3人とも本当によくしてくれました。ありがとう! また行きますw

見逃した方は#01#02#03#04から。

次へ続く

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