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Trip to France ’19 #06 fin

What a place!!
パリから電車で2時間弱の郊外にあるリトリートハウス。かつての牛小屋をリフォームしたという建物はもはや映画のセットとしか思えないようなハイセンスな作り。ここは3棟あるうちのメインダイニング。

2019.11.06〜11.26 Paris(Fr), Amsterdam(Netherlands) > Lyon(Fr), Valence(Fr), Eurre(Fr)> Boissy-Maugis(Fr), Paris(Fr)

■Boissy-Maugis

僕は通算5日間、ヨシくんとコリンも4日間お世話になったアールを後に、我々が向かったのは昨年初めてフレンチジャパニーズのマイちゃんと訪れたパリ郊外の素敵リトリートハウス「メゾンセル」。

広大なりんご畑が広がる敷地内に立つ昔は牛小屋だったという建物3棟を改装した場所で、外見からは想像もつかないほど中はセンス良くリフォームされた夢のような空間。

Beautiful Chåteau
こちらは3棟あるうちのメインゲストルーム。ここに泊まります

こちらのオーナーは元々パリで鍼の先生をしていたというマリエレンヌ。かつてはバリバリの先生として活躍していたものの、探求を深めるに当たって段々と身体を治療することではなく、よりスピリチュアルな方向へ開眼し、また、ひとりずつ治療していてはラチがあかないと、クリニックを閉めて、ハーブや食事療法などよりホリスティックな医療というか健康を目指して、この場所を買って自分たちの理想の暮らしを作っているそう。

Beautiful day!!
家の裏の丘にはガラスが配置されたスペースも。日が差すと最高です。

とはいえ、ヒッピーライクなものではなく、建物は床暖房が入っていたり、食堂にはグランドピアノがあったり、キッチンや風呂場もかなりセンス良くまとめられるなど、こちらもまたお金があるだけじゃできない美意識にあふれた空間。本当にどこをとってもオシャレ。

現在はオープンな宿ではなくマリエレンヌの知り合いなどが週末に泊まりに来ながら、パリの喧騒を忘れて、ゆっくりとここで過ごすことでリラックス&リフレッシュしていくという感じ。

Saloon space
ゲスト棟のサロンスペース。施術台も完備。

昨年、僕はひょんなことからマイちゃんとここに訪れた際、マリエレンヌとも意気投合し、また来るならここに泊まってもいいと言ってくれていたし、マイちゃんも去年以降マリエレンヌと行動を共にすることも多く、現在もハウスキーパーも兼ねてここに暮しているということもあって、ここを最終目的地に皆で合流することになっていたのです。

現地には数日前から現地入りしていた元「とようけのもり」管理人でライフスタイルデザイナー・料理人のマナちゃんとも合流。もはやお馴染みのファミリーメンバーがここに大集結したのです。

マイちゃんとは昨年フランスを巡っただけでなく、一昨年はマナちゃんとともにハワイ島も一緒に旅したし、マナちゃんとはハワイ島、オレゴンイクリプスも巡ったまさにファミリーな面々。

そこに、パリで知り合ったマリさん、そして、僕たちが来ることを知って遊びに来たマリエレンヌの友人カップル2人を交えた総勢9名でのリトリートがスタートしたのでした!

リトリートと言っても特にこれというメニューを決めているわけでもなく、それぞれがそれぞれやりたいことをやるだけ。

みんなで散歩したり、話ししたり、料理を作ったり。

We are all cooking.
このときはジャパニーズフードナイトということで、餃子(日本食ではないか?w)をみんなでメイク。みんなで作ると楽しいね

特にみんなで盛り上がったのがセッションでした。

マリエレンヌは治療の一環で、バイブレーションによるヒーリングにも注目しているようで、音階の周波数と身体のチャクラなどの関係などを図にした壮大な秘密の宝の地図も見せてくれたし、それに対応させる形で作るアウトドアの風呂場をこれから作るといってました。

もはや彼女の仲では身体だけでなく地球の上のツボに鍼を打つというか、そういった波動や神聖幾何学的なことで遊んでいるようです。知り合いには木だけでなく石と話せる人もいるようです。レベル高いです。

身体の心地よさ同様、音楽も言葉や人種、宗教の枠を軽々と飛び越えて、人が繋がり合うし、響きあえる特別なものだと思います。そして、その奏でている周波数が身体にも大きく左右するというこの不思議。

やっぱりセッションをしていても、みんながバラバラになっている時や一つにまとまる時が感じられるし、それを皆が同じ瞬間に同じ感じを持った時というのは、例えようのない高揚感というか一体感というか熱みたいなものが感じられる時があります。

僕も音楽が好きだし、もっともっとドラムサークルやグループセッションなんかも取り入れて音による解放も探求していきたいと再確認できました。

夜はマナちゃんとマイちゃん手動でみんなでぎょうざを作ったり、マナちゃんは仕事の都合で2泊で帰ってしまったけれど、その後はヨシくん手動でカレーを作ったりと、ここでも食で感謝を循環させていただきました。

The party begins!!
女主人のマリエレンヌ中央始め日本から左列マナちゃん、ヨシくん、コリン、ボク。フランスから右列マイちゃん、アンナ、セバスチャン、マリさん。総勢9名にて贅沢なウィークエンド幕開けです!

Bon Appétit
餃子とそばサラダと前日獲れて差し入れをもらった猪肉の味噌煮と、高野豆腐の煮浸し。日本食というか、即興料理の数々。やっぱり美味しいものは人を幸せにします

Yummy
マナちゃん、マイちゃんが中心となって作った和仏雪中のディナー。ある食材を巧みに使った、和風でもフランス風でもない絶品料理の数々。いや、マナちゃん本当に料理のセンスすごいわ。フランス人も驚いてました

やっぱりその場にあるもので美味しいご飯を作るっていうのもマジックですよね。

しかも大人数分作るってなると量とか味付けも普段とは違うし、いろいろ試されます。

まあ、僕は手伝い程度だったから気楽なもんだけど、マナちゃんヨシくん、マイちゃんお疲れ様でした。フランス人のカップルとマリエレンヌも喜んでくれてたね。

ここは普通では絶対にたどり着けないマニアックな場所だけど、こんな場所でもこういう人がいるし(フランソワも田舎町に住んでるし)、やっぱり世界では同じ気づきを持った人たちが同じように行動を開始しているんだと思います。

ここ、本当に最高だし、普段はオープンにしていないけれど、今回もすごくいい時間を過ごさせてもらって、また来ていいよって言ってくれているので、次回はぜひご一緒しませんか? いろんなところにこういうところあるけれど、フランスのこの「メゾンセル」も特別な場所です。

ここにくると魂と身体を解放できる場所でありながら、日本とフランスの文化の交流場所にもなっていったら最高だと思います。

冒頭にも書きましたが次回は2021年の6月です。普通の旅では絶対にたどり着けない場所なのでぜひご一緒しましょう。深い旅路をお約束しますよ。

Future planning
神聖幾何学や占星術、もちろん気功や経絡など、あらゆる自然と人体の神秘をつなぎ合わせた宝の地図満載。これを使って近い将来、屋外に風呂作るんだって。次回行くときは露天風呂もありますよ!

Treasure map!!
いろいろ細かいところまでヤバイ。これはすごいわ。

Walk around
午後にはみんなで近所の森や道を散策

Good reunion!!
かつては奈良で出会った面々が、時を経てフランスで再会!! みんな個性的でまとまりはないけどw、いいメンバー! 次回はどこで逢いましょうか?

■epilogue

Back to Paris

マリさんは1泊、マナちゃんは2泊、僕とヨシくんとコリンは3泊そこに滞在してそれぞれ出発。僕はパリのマリさん宅(自宅1室をエアビーで解放しているため)に泊まり、ラストナイトももう1度フランソワと食事をして、最後にまたいろいろ語り合ってお礼を伝え、翌日朝にはマリさんと遊体法の復習セッションをして空港へ。

.Opéra
パリのオペラ座。最終日の夜はここでフランソワと待ち合わせて最後の晩餐。最後まで最高でした。ありがとうフランス&アムステルダム! また来ます!

無事に2時間前にカウンターに着く予定の空港行きの電車に乗って、いやー、今回もいい旅だったなー、なんて感慨にふけっていたら、電車の様子がちょっとオカシイ。。

パリの市内からシャルル・ド・ゴール空港へ向かう電車は途中から二股に分かれるんだけど、どうやら空港とは違う方に向かっている様子! えー、乗る時電光掲示板に空港行きって書いてたのに! 古いタイプの車両だから駅ついても駅名もアナウンスないし。

あわてて2つ先の駅で降りて戻る方面のホームへ。この時点で10時。10:45分までにカウンター通過しないと荷物が預けられないという状況に。。走ればなんとかなるかなという感じだけど、もうヤキモキしまくりです。

待つこと10分、ようやく電車が来て2つ先の分岐の駅まで戻って、また乗り換え。今度は間違ったら絶対アウトだから乗る前に何人かに空港行きかを確認して、なんとか空港行きの線に乗り換え終了。

ここで10:08。駅で言えば6個。2つ目の駅で止まって10:13あたり。なんとか間に合いそうだと少し緊張が解けてきたと思ったら、なぜか駅で停車中の電車のエンジンが止まり、電気が暗くなる事態に。

えー、なにそれ!

しばらくそのままうんともすんとも言わずじっと待つ謎の時間が。そして待つこと2分ほど。アナウンスでセキュリティのチェックが必要になり再確認するまで動かない的なことが流れる。

いやいや、こっちはそんな猶予ないんですけど。。他に乗ってる人たちもえーって感じだけど、特に慌てる様子もなく静かに待ってる感じ。

こっちはいてもたってもいられなくて、ドア近くで体を揺すってなんとか落ち着かせようと必死。

あ、こういうときに深呼吸だった。そして、絶対に間に合うイメージを強く脳裏に描いて深呼吸。

でも、間に合わなかったとしたら、うわいやだなー。カードでチケット買ったとしたらいくらいくらいなのかなとか、これ以上支払いかさんだらだいぶ大変だなとか、このままマリさんとこ戻っても合わせる顔ないなとか(さんざん時間の話もしてたしw)、そんな弱気な気持ちも持ち上がる中、なんとか瞑想と呼吸と丹田の力で落ち着く(ふりをするw)。

すると10:20頃になってようやく電車が再び動きだす。はーー、よかったーーー。

とはいえ、バッゲージドロップが10:45。CDGの空港広いんだよね。

終点の空港第2ターミナル駅に着く時には普段は転がすバックパックを肩に背負って戦闘モード全開。扉が開いた瞬間からダッシュで空港カウンターを目指す。

出発ロビーに着いた時には10:40分。あと5分。掲示板で出発便のカウンターを確認すると「11」。今いるところは、、、「1」。「11」見えるとこないし! おそらく500-600m先。さらにまたダッシュして、なんとか10:43分にカウンターへ。

でも、5人も並んでるよ。しかも聞いてみたらみんな全然後の飛行機。

ここは仕方なし。みんなにごめんねっていって、とりあえず1回時間大丈夫か確認させてって聞いてみたら、最初はダメって言われたけどなんとか引き下がったところ、大丈夫との回答が!!

あー、よかった。。

それならと、ちゃんと列に並び直してようやくバッゲージドロップ終了。

さて、そこからさらに一走り。出国手続きに手荷物検査。これも時間はかかったけどそこまで手こずることなくスルー。この時点で11:30分。さてあとは搭乗口へってみてみたら、今度はシャトルに乗って2駅先!

まだトラップあんのかーと最後までダッシュを重ねた結果、なんとか5分前には飛行機に到着。。

いやー、汗だく。。本当飛行機乗る時っていつも時間なくなるよね。

これから慣れない国際線は3時間前に着くように行動しよう! と心に決めました。

とまあ、最後の最後でバタバタしましたが、約3週間の旅を終えて無事に日本に帰ってきたのです。

フランスはフランス人とどこか気質が合っているのか、すごく馴染みやすくて好きです。

全く違う反面よく似ているというか。日本の文化をリスペクトしてくれている人も多いし、今後も定期的に訪れて「脱力のタネ」と「日本の美意識」をシェアしていきたいと思います。

賢く巡れば物価の高いフランスでもかなり格安で廻れるし、次回からはもっと本格的にワークショップツアーやリトリートも開催していきたいと思います。

ぜひ日本の伝統の文化や技を持つ人、芸能だけでなくファッションでも畑づくりや味噌作り、手仕事系、大工、ボディワーク、書、お茶、作法などなど、いろんなワザを持つ人たち。タッグを組んで日本の美しさを世界の人たちと共有していきませんか?

ヨーロッパますます好きになりました。次回は2021年6月! 楽しみにしています!

New way of using tenugui in an airplane 01
飛行機の中で使える新しい使い方シリーズ1。結構いけます

New way of using tenugui in an airplane02
ももの付け根から足首付近ぐるりと巻いて固定。かなり使えます。やり方にコツがいるけど。これは便利!

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今回お世話してくれた、フランソワ&ナタリー、マリエレンヌ、グウィリアム、マイコさん、マイちゃん、マリさん、そして、共に旅したヨシくん&コリン、マナちゃん深い学びと心地よい時間をありがとうございました! またのお会いするまでゴキゲンよう〜

最初から見る方は
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